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彼は知っていた  温かな乳母車から逃げ出したあの日から

五歩先に待ち受ける通勤ラッシュ  足元に転がる栄養ドリンクの空き瓶

光と影がダンスを踊る  そんなフロアはいつもどこか薄暗い

踊った後には僅かの充足と重たい四肢

体を動かしているのは自分の意思?  それとも上からの糸――?


彼は知っていた  五歩進んだ先で大人になるということを

湿布に体を覆われて  机と人の間をすり抜けていく

温かな乳母車の五歩先に待つ未来



彼女は夢見てた  灰をかぶって泣いた夜でさえ

光を振りまくシャンデリア  咲き乱れる色とりどりのドレスたち

まだ見ぬ世界  だからこそ輝いているに違いない

生まれ持った才能だけが武器  ガラスの靴を装備して

未来は無限で予定は未定

大人への階段  昇るための手が差し出されるのを待っている


彼女は夢見てた  時の流れに任せることで輝く自分を

人の助けと才能があれば  どこまでも階段は続く

たった一歩踏み出しただけの不確かな未来



人は彼を永遠の子どもと言うけれど

乳母車の中で選択した未来  日の光の中で冒険に明け暮れようと決めた

選択  決定  実行  努力

棚ボタ狙いの彼女より  彼はずっと有意義に自分の人生を生きている

立派な大人

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